テスラ モデル3はものすごい空力重視のデザインに?(無料で読める新聞ランキング6位)-あれこれニュース

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燃費のためかな?
今一番勢いがある電気自動車ブランドことテスラの3万5000ドル(約430万円)の普及価格帯モデル「テスラ モデル3」。エアロダイナミクスを非常に重視したデザインになるとの情報が伝わってきました。
electrekがテスラのデザイングループから入手した情報によると、現在デザイン中のモデル3は非常に空力抵抗が少ないデザインになっているとのこと。初代インサイトシトロエンDSは後輪が空気の露出しないようにカバーがついていましたが、あんな感じになるんでしょうか?
空力性能を高めることによって、自動車は最高速度が上昇したり燃費性能が良くなったりします。とくに電気自動車にとって、後者の燃費性能の向上は見逃せないでしょう。ちなみに、初代インサイトの後輪カバーも燃費性能に結構貢献していたと聞きます。
また、テスラCEOのイーロン・マスク氏はエンジニアリングデザイナーにたいして「モデル3ではCD値(空気抵抗係数)で0.2を下回ること」を指示しています。これはあらゆる市販車よりも低空気抵抗になるという、非常に高い目標です。
これを達成しているのは上画像の「フォルクスワーゲン XL 1」のような、特殊な車しかありません。これを達成するには、やはり後輪にカバーをつけるしかない…のかもしれませんね。
まだデザインが決定したわけではなさそうですが、モデル3はクールなモデルSやモデルXとはまた趣が違ったデザインになりそうです。モデル3は来年3月に発表され、量産は2017年から開始されます。日本ではいくら位になるかな~。
【コメント】
現在世界の生産事情は大きく様変わりしようとしている。そのカギを握るのは中国。今まさに世界の工場から世界の市場へと様変わりしている現在進行形だ。テスラはあえてその状況で生産地をアメリカから中国へと移行するという記事を最近目にした。それが吉となるか?凶となるか?
  さて、今TPPが始まるのか、アメリカに潰されるのか定かではないが、もし無事に開始となった場合、日本には最高の好機となる。(農家にとっては逆風になるので大声では言えないが・・・・)何しろ日本の自動車産業に圧倒的に強いからだ。もちろん100%中国から撤退して日本生産に切り替えるというのは現実的ではないが、少なくとも一部は日本生産することとなるだろう。問題はその際に何を生産するかだ。

 中国と日本の人件費は格差がなくなったと言えども、残念ながら、関税撤廃でその差を埋め合わせる程のものではない。そのコスト差を跳ね返す事が出来るモデルがまさにテスラだと思える。テスラは現代のポルシェであり、フェラーリであり、ロイヤルスロイスだ。その違いは外見もさる事ながら、ガソリンか電気かという事にある。
 
 中国で生産するという事はコピーというリスクを常に内包する。中国に10年滞在していたので分かることだが、最高の技術も今や中国で生産すると一週間後には出回るというのが中国での常識だ。しかし、日本で全て生産出来れば、技術移転は相当遅らせることができる。
また、今世界は二極化してきている。悪く言えば、貧富の格差の増大だが、それは高級品メーカーにはチャンスでもある。特に中国市場には1億人の金持ちがいる。爆買いでも顕著だが、彼らは良いものには金をかける。彼らは、中国製の商品を日本に買いに来る。なぜだろうか?それは、日本市場の商品は検品基準が高く、中国国内向けの商品と明らかに質が違うからだ。それを中国人達はかなり理解し始めてきている。

 さて、話を自動車に戻そう。自動車は中国ではまだまだステータスを意味する商品だ。特にそれが日本製で明らかに中国製と異ると分かった際彼らは確実に買う。大いに勝機はあると思われる。TPPは日本での雇用の拡大と日本の技術回復の大きな契機となり、そして、日本経済の回復の契機になることを願うばかりである。